ボードゲーム『コロレット』紹介


【ゲーム概要】

コロレットは、7種類の色を持つカメレオンカードの集めることを目的とします。

同じ色のカメレオンをたくさん集めるとポイントが高くなります。

ただし、プラスポイントとなるのは3色までで、

4色目以降のカードはマイナスポイントとなってしまいます。

自分が狙っている色以外は引き取らずに、相手には不要なカードを押し付けるようにしましょう。


【基本情報】 

プレイ人数:2〜5

プレイ時間:30分

対象年齢:8歳以上




【ゲームの説明】

7色のカード、どの色としても扱えるジョーカー、

ゲーム終了時に2ポイントになる「+2」カード、

この3種類のカードを取り合います。


7種類のカラーカード

ジョーカーと「+2」カード

手札を持つということはなく、

自分の手番では以下の2つから選択します。


・山札からカードをめくって、列に置く。

・列からカードを取って、ラウンドから抜ける。


■山札からカードをめくって、列に置く

前述の3種類のカードをよく混ぜ合わせたものを山札とし、

手番プレイヤーは1枚めくって場に並べられた「列」としてカードを置きます。

次の手番の人も同じようにカードをめくって置き、めくって置き、を繰り返すと

場のカードが以下のようになります。


左端に並んでいるカードは「列」を示すカードです。

列カードは、プレイヤーが取ったり特定に関係するカードではなく

『このカードの横に3枚のカードを並べられますよ』というフィールドカードを意味します。

場にカードを置くプレイヤーはこの「列」の横にカードを並べていきます。


■列からカードを取って、ラウンドから抜ける

手番プレイヤーは任意の列カードを選び、その横に並んでいるすべてのカードを取ります。

取ったカードは自分の前に表向きに置いて、得点とします。

一度カードを取ったプレイヤーは、そのラウンドから抜けます。


全員が列の横のカードを1つずつ取ったらそのラウンドが終了します。

ふたたび列カードを設置して、最後に列を取ったプレイヤーから手番を再開します。


【ゲームの終了と得点計算】

最終ラウンドカード

山札から最終ラウンドカードがめくられたら、

そのラウンドを最終ラウンドとしてゲームを続けます。

最後のプレイヤーが列を取った時点でゲーム終了となり、

各自が獲得したカードを数えて得点計算を行います。


例:

獲得カードの例


獲得して自分の前に並べたカードを数えます。

まず色ごとに分けて枚数を数えます。

獲得した枚数の多い色の上位3色をプラスとし、それ以外をマイナスポイントとします。

上の例ですと、緑、青、橙のカードをプラスとして

残りの2色をマイナスとします。


枚数ごとに加算(または減算)されるポイントは

得点チャートカードに合わせて計算します。

得点チャートカード

得点チャートには2種類あり、ゲーム開始時にどちらのカードを使用するかを決めます。

左のカードは1枚=1点、2枚=3点・・・6枚以上=21点、と計算します。

右のカードは3枚が最も高い8点になりますが、それ以外は低い点数になる上級者向けルールになります。



【まとめ】

コロレットの面白いところは、

手番でできることがカードを置くか列を取るかの2つしかないにも関わらず

ジレンマを感じるところがしっかりあるところだと思います。


「自分の得点を伸ばす」「相手の邪魔をする」ために何をすればいいかがわかりやすいけれど

「今、列を取らないと先に相手に取られてしまうかも」

「次に自分の欲しいカードが出てくるかも」

「この列にカードを置けば相手にプラスになるけど自分にはもっとプラスになるだろう」

「相手のプラスになりそうだから先に列を取ってしまおう」

といった悩ましくも楽しいポイントがしっかり押さえられています。


短時間でルールが把握できて、短時間で1プレイが終わる。

それでいてプレイ後の達成感が高いので何度でも遊びたくなるゲームです。



それでは、よいボードゲームライフを。



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